南の空にさしかかって、からすの見事なしっぽは、全部燃えてしまいました。 ぼぼぼうっ。 南の村では、明かりが役に立って、やっと水がくい止められました。 みんな、ほっ。 からすは、真っ黒になりながら、西の空を飛びました。 なんどもなんども、くるりくるりと回りました。 西の海岸では人々が、明かりのおかげで船員を発見! みんな、ほっ。 朝は、みんなに来たのでした。