「なんだよ? いつもはずかずか入ってくるくせに……」 「ま、まあ気にするな、デザインはお前好みにしといたから!」 と、いうなり兄は階段を急速度で降りていった。 「はあ?」 何がなんだかわからず、学ランをとった時の悲鳴ときたら…… 「にーいーちゃあーんー!」 「わー、わー、わー! すまーん。まさかお前がまじめになるとは思ってなかったんだ」