「これ、預かり物だから」 宮下の声は真剣だ。 リヒトはここまで真剣になれる物を持つ宮下が少し羨ましかった。 そこにあるものは、他人がおいそれと触れちゃなんないものだと本気で姿勢を正した。 「でもモニターだったらぜひやってもらいたいのはある」 「一応聞くけど、どういうゲーム?」 「学園恋愛コスプレ列車香港行き落ち物ゲーム」