秘密のkiss


「へぇ…。そういや、お前も髪長いよな。それに、いつも片方にくくってるじゃん」


「これは、楽だし…」

私は自分の髪を握りしめ答えた。

「ふーん」



「あ…」

私は思いついたように、ポケットを探る。

「どうした?」

「これ。良ければ、あげる」

取り出したのは、もうあまり使っていないピンク色のヘアゴム。


「いいのか?」

「うん。けど、よく考えたらピンク色って使いにくいかな…」


「なんで?俺ピンクちょー好き。サンキュ」

そう言うと、平井くんはさっそく髪を束ねた。


「どう?」

とふざけたように聞く平井くん。


でも少し色気があって、本当によく似合っていた。


いい顔ってつくづく得。
どんな髪型も似合っちゃうんだもの。