‘寒いのに?’


‘さむいなぁー’


‘もういるの?’


‘あぁ’


‘じゃあ急いで行くねっ!’


私は走って海に向かった。


浜辺で陽介を探した。


「結菜ー!俺、結菜が好きだ!
幸せになってほしい!」


私は声のするほうを見た。