「一哉は彼女いないの?」 「いないよ…」 「好きな人とかは いないの?」 「…うん」 私と陽介は 一哉の部屋に入った。 一哉の部屋はあの日以来 全く変わっていなかった。 「きみ名前は?」 晴哉が陽介に話しかけた。