「前田の家って ここからの方が近いよな?」 「そうですけど… なんかあったんですか?」 「じゃあ、家まで送るよ。 あと荷物を 学校に運ぶだけだしな。」 「でも…」 前田くんは私をみた。 たぶん私に 気をつかってるんだと思う。