「もしもし、奈々
おめでとう。
一ヶ月に1回ぐらいは
帰ってくるのよ。
いつでも待ってるからね」


「うん、ありがとう」


お母さんからの電話だった。


本当にありがとう。


「じゃあ、
俺達の家に帰るか」


「うん」