大切なもの…〜cherry tree〜

 


肉を焼きながら、ケントが話しだした。


「明日は真奈の誕生日やな」

「えっ!?お前ら誕生日続いとん!?」


達也君が驚いた顔をして
言った。


『知らんかったん?てかケントはなんで知っとん?』


真奈は、ケントに誕生日を言った事なんてない。


「優子ちゃんに聞いた」


車から降りた時に聞いたらしい。


「本間に?」


疑う達也君に真奈は、


『家に帰ったら身分証見せれるで』


この言葉で、
達也君は納得したようだ。


「って事は、今日12時過ぎたら真奈の誕生日か」


『そおゆう事』


達也君は何かを考え始めた。


変な事じゃなかったらいいけど…