大切なもの…〜cherry tree〜

 


振り向くと、
達也君とケントが耳に手を当てて
立っていた。


「女ってどこからそんな声がでるん?」


『てかどこから入ったん!?』


「リビングから」


リビングの窓開けたままだった。


この人の行動についていけない…


本当に心臓が止まるかと思った。


「何処に連れてってくれるん?」


優子は胸に手を当てて聞いた。


優子も心臓が止まる程、
驚いたのだろう。


「とりあうず飯食いに行こ」

達也君は、玄関の方へ行った。


リビングの窓から入って、
玄関から出る。


ケントまで一緒になって。


真奈達も玄関へ行き、
外に出て車に乗り、出発。