ふと、 真奈はケントが言った言葉を思い出した。 「真奈、花好き?」 この言葉が真奈の頭に流れた時、 一瞬風が吹いて、桜の花びらが舞った。 真奈のもとへ花びらが来ると、 真奈は一粒の涙を流し、 あの日言えなかった言葉。 『ケント…愛してる…』 プロポーズの返事をした。 ケントは、笑ってるかな? 真奈はもう…笑えるよ。