1月1日 午前0時。


1年が終わり、
新たな1年が始まるのを合図に、
真奈と優子の携帯が一斉に鳴りだした。


内容は、全て新年の挨拶メール。


返事をかえそうにも、
なかなか接続しない。


皆する事は、同じだと思った。


2時間かけて全ての返事をかえし終えると同時に、


ーピーンポーン


突然の訪問者。


『「誰?」』


真奈の家は、誰も知らないはず。


足音をたてずに玄関に行き、
そっと覗き穴を見ると
玄関前にいる人を見て、
ガクッと肩を下ろした。


玄関を開けると、
達也君とケントが立っていた。


「「あけおめ!」」


2人は家に入り、
優子がいる部屋に入ると
いきなり寛ぎだす。