床にある物。 それは…。 リビングに飾っていた1枚の写真。 その写真は、 真奈と優子の卒業式の時の物で 剛君やケント、達也君も写っている。 真奈は写真を拾い、 『縁起悪…』 途中でケントに口を塞がれた。 「こうゆう時、そおゆう事言ったら現実になる」 達也君は言った後、 ガラスの破片を丁寧に拾い集め、 真奈は手では取り切れない小さなかけらを 掃除機で吸い取る。