今日は、日曜日。 朝から、達也君が家に遊びに来ている。 『ケント!!真奈のプリン食べたやろ!!』 自分の部屋にいるケントに、 真奈はリビングから大きな声で言うと、 ケントは驚いた顔をして、リビングに現れた。 「まだ3個残っとるやん」 ケントは、 またかという顔をして言い返す。 『名前書いとったやろ!?』 真奈は冷蔵庫からプリンを1つ出し、 容器に付いているビニールの蓋をケントに見せた。 蓋には、 大きな丸の中に大きく「真」と書いている。