真奈は今、 剛君が自分を追い込んでいないか 気になっていた。 真奈の傷は深く、 傷跡は少し残かもしれない。 でも、 今の真奈と同じくらい、剛君も悩んでいる。 追い詰められた先に待っているもの… 真奈はその先に待っているものを 知っているから剛君の事を気にかけている。 孤独感… 罪悪感… 2つが重なりあい、 真奈はその重圧に耐え切れず、 死を急いだ。 誰もが同じ事をする訳ではないけど、 剛君は 真奈と同じと感じている。 だから、 毎日探し続けるのだ。