やっぱり考えすぎかな?
と思い、
剛君の行動を目で追わなくなった。
午後8時。
お酒を飲むペースも遅くなり、
流石の達也君も目が正常じゃない。
剛君とケントはソファに座ったまま、眠っている。
『寝たら?』
「んー」
達也君は、
目を閉じて考えてるように見えたけど
そのまま眠りについていた。
1人になった真奈は暇になり、
空の缶を袋に入れ適当に片付けた。
長時間飲み続けたせいか、頭が痛くなり
家を出て少し散歩をする事にした。
目的地がないまま歩き続けるが、
足は勝手に桜並木へと向かう。
メニュー