出来た料理を順番にテーブルに並べ、
「誕生日!」
達也君が言うと
ケントと剛君は、
「「おめでとう!!」」
続けて言った。
『ありがとう!』
真奈は
順番に乾杯してまわる。
今日は朝まで飲みそうな勢い。
達也君がいると、寝る事は許されない。
「お嬢ちゃん何歳になったの?」
『16になりました』
達也君のふざけた質問に
真奈は真面目に答える。
ケントは、お腹を抱えて笑い、
「達君何でそんなおもろいん!?」
と言った。
「俺は面白い事なんか言ってないで。ただ口が勝手におもろい事言うねん」
達也君の言葉に真奈は笑って
『病気やな』
と言い返す。

