大切なもの…〜cherry tree〜

 


優子は暗い顔をして俯いている。


そして、優子は話出した。


「優子…結婚するねん…」


優子の言葉に、真奈達は黙り込んだ。


それでも優子は、


「妊娠してん…だから…結婚する…」


涙を流しながら話た。


「優子は幸せか?」


達也君の問いに、
優子はなにも言わずに頷く。


「幸せなんやったら笑え!
幸せになれる場所に行くのはいい事や」


達也君は優子の頭を撫でながら笑顔で言った。


「達也…ごめん…」


優子は頭を深く下げ、
消えそうな声で謝った。