「真奈の心が温かくなっていくから」
『ケントは温かすぎ』
真奈が鼻を啜りながら言うと、
「真奈は、涙を流す事で心が温かくなって、
丸くなる。
今は尖った角が削れて丸くなりよる途中。
だから泣きたい時は泣いて、笑う時は笑う!
泣いた時は俺が涙を拭いて、笑う時は横で一緒に笑う。俺と真奈は2人で1つや」
ケントは優しすぎる。
優し過ぎるから、真奈は甘えん坊になる。
『真奈はケントがおらななにも出来ん…』
「なにもかも1人で出来る訳ないやん。
それが人間やろ?」
ケントは話終わると
真奈の左手に指輪をはめた。
外した時は、指が軽く感じたけど、
再び指輪を付けると、
凄く温かく感じる。

