外へ出る事が出来なくなった真奈は、 ケントが置いて行った荷物を整理する事にした。 まとめると思ったより多く、 いつの間にか思い出も増えていた。 いつも並んで座ってたソファも、 色違いの歯ブラシも、 お揃いのコーヒーカップも、 今はないペアリングも、 全てに思い出がつまっている。 今の真奈には、重すぎる… 永遠なんてないんだね… 神様なんていない… もし、 消しゴムで消せるなら… 真奈は、 あなたと過ごした日々を消したい…