溢れる涙が頬を流れた時、
ゆっくり目を閉じた。
たまった涙が、
次から次へと流れ出す。
『裏切るんやったら…優しくせんといて…真奈は弱いから…すぐに信じてまう…』
『約束って何の為にあるんやろ…?』
守れなかった約束は沢山あり、
守られた約束は、1つもない…。
守れない約束なら、
始めからしなければいい。
『何年も先の事を語り合ったって別れたら意味ないやん…』
2人で描いた未来予想図。
一歩も近づかなかった。
予想するだけで、
未来は決まるものじゃない…。
でも、
ケントの側に居続けたかった。
未来予想図を、
現実にしたかった…。

