日記を読むと、 時間が巻き戻ったように あの頃の光景がよみがえる。 優子が居候する半年前。 真奈は、 大勢の人の中にいた。 夜中に、河川敷である事をする為に。 まわりは皆10代の男と女で、 皆が片手に持っているのはビニール袋。 中身は、少量の液体。 真奈達は、 シンナーを吸う為に河川敷に集まっている。 正気じゃなくなり、 喧嘩を始める人もいれば、 無理矢理犯す人もいた。 真奈は1人、 皆から離れて遊んでいた。