あれから半年。 季節は冬になろうとしていた。 あの日から夢を見ないようになり、 ケントは毎日 仕事が終ったら家に来てくれる。 一緒にご飯を食べて、 一緒にお風呂に入る。 休みの日は、 2人でドライブや買い物に行く。 優子と達也君には、 一度も会わなかった。 ケントが言うには、 優子と達也君は 毎日のように喧嘩をしているみたい。 逆に真奈達は、 小さな口喧嘩をしても 大きな喧嘩はしなかった。 言い合っても、 すぐに忘れて いつものようにジャレあう。