ケントが最後の荷物を運び終えた時、 新居は生活感溢れる家になっていた。 『ご苦労様』 真奈はケントにペットボトルの お茶を渡した。 「後で一緒に鍵入れに行くんやろ?」 『うん』 今まで住んでた家の鍵を 封筒に入れポストに入れて返す。