「一緒にお風呂入ろ!」
初めて一緒にお風呂に入った時のように、
お互いの服を一枚ずつ脱がしていく。
「真奈はやっぱり茶色が似合う」
真奈の髪の毛を洗いながら言った。
桜並木でケントに言われ、
真奈はその次の日に茶色に染めている。
『ケントと同じ色やな』
今度は真奈がケントの頭を洗う。
お互いの体を洗いあい、
湯舟につかった。
『ケントヒゲのびてきたな』
「嫌?」
ケントはチクチクのヒゲを触りながら言い、
真奈もヒゲを触った。
『なんか落ち着く』
「ヒゲフェチ?」
『わからん』
真奈はケントのアゴヒゲを触り続けた。

