「やば!」 部屋から出て来たケントは、 作業服を着ていた。 初めて見る姿。 「んじゃ行ってくる!」 玄関まで見送り、手をふった。 『行ってらっしゃい!』 「チューは?」 真奈が軽くキスをすると、 ケントは笑って玄関を出た。 1人になった真奈は、 コーヒーを入れてソファに座った。 携帯を開き、 ケントに昨日のお礼のメールを送った。 返事はすぐにきた。 ケントからの返事で 元気が出た真奈は、作業服を洗濯した。 洗濯してる間、 真奈は、ある人達に連絡をする。