大切なもの…〜cherry tree〜

 


「あんなに泣かんでもいいやん」


ケントは何も疑わなかった。


『前は振り返ったらケントがおったのに、今回は達也君やったから…』



ケントは立ち止まった。


「家におらんから、何かあったんかと思った」


『ごめん…』


ケントは歩きだし、
真奈の前に来ると
また真奈を抱き上げた。


「泣く時は一緒に!」


と言い、
歩きだした。
真奈を抱いたまま。


真奈は何も言わずに、
目を閉じて微笑んだ。


今日、幸せを感じた。


幸せってなに?


幸せは好きな人の隣で感じるもの…


ケントと一緒にいて、
真奈はとても変わりました。


ケントが真奈を
変えてくれました。


幸せという道へ
導いてくれました…。