大切なもの…〜cherry tree〜

 

『なんであの場所におるってわかったん?』


落ち着いて、
喋れるようになった
真奈は聞いた。


「あの場所以外思いつかんかった」


目を開けた時
ケントじゃなく
達也君だったら
真奈はどうしてただろう?

ケントが来てくれなかったら
あのまま
泣いてたのかな?


「何があった?」


ケントの問いに
真奈は話し出した。


『夢に達也君が出てきた』

「うん」


『………』


真奈は黙り込んだ。


「それだけ!?」


『うん』


嘘は言ってない。