大切なもの…〜cherry tree〜

 


ケントは真奈のホッペに軽くキスをした。


そして、唇が離れると
ケントの指が真奈の唇をなぞる。


ケントの顔が近づき、
また2人の唇が重なった。


ケントの舌が入り、深いキスに変わる。


窒息しそうなキス。


ケントは唇を離し、首筋に唇を当てた。


ケントは真奈から離れ、


「続きはお風呂で!」


『…え!?真奈らも一緒に入るん!?』


真奈は首に手を当てて言った。


「当たり前やん!!」


当たり前なんか?


と思いながら
洗い物の続きをした。


あんなにドキッとするキスは初めて。


唇を離したくないと思った。

今でも残る首筋の温もり。