食べ終わり、 後片付けをしてると優子が、 「お風呂入ってくる!」 と言い達也君と脱衣所へ 消えて行った。 洗い物をしてる真奈に ケントがキッチンに顔を出し、 真奈を後ろから抱きしめる。 『ケントって後から抱き着くの好きやな』 「真奈やから抱き着くんやで」 真奈は洗い物をしている手を止め、 ケントの方へ振り返った。 『ケントは真奈が喜ぶ言葉をずっと言ってくれるな』 「俺は思った事言っただけやけど」 今度は真奈が抱き着いた。 頭で考えて抱き着いたのではない。 体が自然にケントへ行った。