「君こそ、白々しく“へ~”とか言ってたけど、この時間毎回こっそり僕らのクラスの体育覗いてたの知ってるんだよ」





うっ・・・




気づいてたんだコイツ。



知ってたけど本当にヤな奴!!





「フ…その様子だと、とうとう単位に影響出るみたいだね」





裁縫セットを抱きかかえているアタシを見てコジローが嫌味に笑う。





「うるさいっ!!アンタに関係ないでしょっ!!」



「あんまり怒るのはよくないなぁ。シワになるよ。クス」






キーーーーーーーーっ!!





「じゃあね、妹ちゃん」





おもいっきり無視してやる。