君に包まれてました
人がチラチラみてきて
思わず離れようとする
「凪…人見てるよ」
「気にすんなよ」
いつもより少しだけ低く言われて
思わず
ぎゅー
って仕返してしまう
凪の香水の匂いに包まれてるって思うと
もの凄く恥ずかしい
そんな時
「あれ?凪じゃーん!」
アイツの友達らしき声が聞こえたのですぐに離れた
相手の顔を見れずに私は、俯いてしまった
「あぁ、先輩じゃないっすか」
え…?こんなところに来てるのに先輩?
そう思いすぐに顔を上げてみると
「道端でいちゃつくなよ」
「アハハ、あ、紹介しますねっ!コイツ、俺の彼女ですッ!遊香っす」
そう言い強引に私を引き寄せる
先輩?と言う人と目が合う
「えっと…」
「はじめまして」
私が言葉つまっていると笑って挨拶をしてくれた先輩
