「いちよ、アド交換してい?」
そう山下先輩に尋ねられた
私は、凪の方を見る
「友達としてならいいよ?」
そう苦笑いする凪
「ありがとう」
なんとなく
アドを知っといた方が良いって
勘がしたんだ
私と山下先輩は
アドを交換した
「じゃぁ俺、そろそろ行かなきゃじゃぁお二人さん行くな?邪魔してごめんな」
「「全然大丈夫ですよ」」
ちょいど私と凪がかぶってしまい
なんだかおかしくて笑みがこぼれた
そんな時
すれ違う瞬間
耳元で
「もしも、凪の事で、独りじゃ抱えきれない問題にぶつかった時、メール飛ばしてな」
と言われた
私は、見上げるように山下先輩を見つめた
どういう意味かが全然分からなかった
「頑張れな」
そう良い私の頭を撫でた山下先輩
一体
どういう意味なのだろうか
