だいすき




でも何処か悲しいをしていた





「こいつに惚れないでくださいよッ?!」



「俺彼女一筋だし」


そういってまた笑った


さっきの笑顔とは、違う


楽しそうに笑っていた。


さっきの顔は、一体なんだったんだろうか。





「あー、えっとなんて呼べばいいかな?」



そう目をみて話してくれる


吸い込まれそうな瞳で見られると
なんだか目が離せなくなる




「なんでもいいですよ」


そう言って笑い返す



「じゃぁ遊香ちゃん?」




「それは、ダメっす!!」


そう言って横から話に入る凪



「凪?」


そう横にいる凪を見てみると



すごい機嫌悪そうにこっちをみた



「男で遊香の事下で呼ぶのは、俺だけっすからっ」



………なんか
照れる


思わず下を向いてしまう私


「あはは、そっか。
じゃぁ田中って呼ぶな?」



「はい」



そう言うとはにかむように笑う先輩さん


「えっと私は、なんて呼べばいいですか?」


そういえば、名前を知らない


「あぁ、俺は、
山下遥一[ヤマシタ ヨウイチ]って名前だよ
下でよぶと田中の彼氏が怒ると思うから、山下ってよんで?」



「ああ、はい分かりました」