1000000粒の涙




――――ピンポーン…



「…はい?」

「あっ、あの、愛美ちゃんの友達の、矢野ですけどっ!!」

「ああ、亜里沙ちゃん?ちょっと待ってね。」


愛美の家はアパート。
お母さんとはよく話しているから、聞きやすいはず…


「おまたせ。」


…!?!?!!


「え!?!」


そこに立っていたのはあたしの知っている愛美のお母さんじゃなかった。