ただ、君に名前を呼んで欲しかった。




「次は~○△前~○△前~お降りのお客様は忘れ物をなさらないように~」


「はあ...」



バス停が同じ
アタシとアイツは
一緒に降りるはめになった。



「あぁ゛ーなんでアンタが一緒なの?」


「本当はうれしいんだろ?」


あぁ゛酷すぎるよ...


「アタシあっちだから、」


「俺あっち、じゃーな。」



あ、明日から
最低変態野郎は来ないんだ。


あだ名までつけたのに。

バイバイか。


ま、嬉しいわ*


と、あいつと反対方向を
歩きながら考えていた。