貴女が泣いた時、初めて。 貴女に拒絶されることが怖いと思った。 怖いと、思ってしまった。 貴女も貴女の拒絶も、全てを受け入れるつもりだったのに。 怖い物などなかったのに、貴女といると怖い物が増えていきます。 これが恋の代償だというのなら、なんて恐ろしい物なのだろう。 けれど貴女を恋しく思う気持ちもまた、増えるばかりで。 さくら、私を恨んでもいいから、どうか私を貴女の側に居させてほしい。