「もうちょっと早くなんねえかなあー…」 白いラインを一直線に走った その少年は、ボソッと言った 調度ゴール地点にいた あたしと目が合う 「來実先輩、聞いてくださいよー…」 段々と近づいてくる、彼は 廣畑翼(ひろはたつばさ)くん 「どした?」