「んで、今日は昼休み…ねえ…」


怪しげな笑顔で笑う
奈津に、ちょっとだけ引きながら
小さく頷いた


「けどけど!多分ねえ、翼くんは気はあると思うな。」


「あった…としてもさ。翼は失いたくないよ…」


「あ、あんた翼って…。いつの間にだよ…本当に…」


呼び捨て、する度に
実は緊張してたりする



「まあさ、あんたの性格からしてそういうと思ったけどさ。」


バスケをする女子達を見ながら
奈津は笑顔になる


「翼くんは、他の人達とは絶対に違う。あたしは別に翼くんに來実を預けられるよ。」