苦笑いしながらあたしの額に
手を当てる



「んー…、熱はないしね。一応休んだ方がいいんじゃん?」


「ううん…。一応行くわ…。試合、近いし…」



立ち上がると、フラッと
立ちくらみが起きる


「あんた、やめなよ」なんて奈津の
言葉も聞かずに、あたしは鞄をとった