寂しがりんぼ!!

「はい!これで大丈夫!」

ガーゼされてる…。これ剥がす時痛いよね。

「ありがとうございます。」

滝下が先生にお礼を言った。

「あっありがとうございました!」

私も慌てて言った。


「はいはい、気をつけて帰りなさいね。」


私は滝下のハンカチを持って、保健室を出た。




歩くと足に鈍い痛みを感じる。

ついつい足を引きずってしまっていたら、滝下が私の腕をとった。


「…ツライなら捕まってていいよ。」


えっ?マジで?それ、めっちゃ有難い!!

でも、恥ずかしいし…。


私が返事もせずにごちゃごちゃ考えていると、待ちきれなかったのか知らないけど、滝下は無言で私の手を滝下の肩に乗せた。


「…ありがとう。」


「…どういたしまして。」


「…あのさ、何で戻ってきてくれたの?」


滝下の顏をちらっと見た。


「……追いかけてきてくれると思ったのに…来て…なかったから…。」


顏を背けながら滝下が言った。


何?追いかけて来てなかったから戻ってきた??


「追いかけてほしかったから私の声無視して走って行っちゃったの?」


「…うん。……ごめんなさい。まさか神山が転んじゃうなんて思わなくて…。」


「あ〜私どんくさいから…。」


「違う!どんくさくなんか無い!!」


滝下が私の目を見て言った。