いつものように下駄箱に入っている手紙を捨てる。


本当に飽きないよな。


「毎日大変だね。」


事情を知らない元樹が言う。


どっちも朝練があるため一緒に登校する。


「そうかな?」


さりげなくかわす。


心配はかけたくなかった。


中も見てないから傷つくも何もない。


彰といるのが楽しいのか彼は今日も無事登校完了。


理由はどうあれ、楽しく学校来てるならいいか。


ノン、元樹も少しずつ立ち直ってるよ。


相変わらず家にいるとノンのことばっかだけど。


あとでこの手紙を読んでおけばよかったと後悔することになる…