「由那ちゃん、久しぶりだね。」 声をかけてきたのは和哉先輩。 「お久しぶりです。」 思い出してくれたらしい。 「もうペットやらないの?」 「やってますよ。1人で細々と。」 「そうなんだ。和志なんて家でも吹くからうるさくて。」 「熱心ですね。」 「そうなんだよね。由那ちゃんは陸上部入るの?」 ギクッとした。