翌日空は、晴れ渡っていた☆ 真っ白な綿菓子のような雲が浮かび、風に乗って流されていく。 あの、流されていった雲はどこへ行くのかな? 父がいる場所へと、続いているのかな? そんなことを、ぼんやりと思った。 今日は木村君に会えるというのに、どこか憂うつだった。 メールを何度も読み返しては、嬉しい気持ち半分、不安半分……とっても複雑だった。 昨日の夜 〈ライブ頑張ってね!! 楽しみにしてるよ〉 たったそれだけのメールを、送信しただけだった。 その文章を、作成するのにも何時間もかかった。