「それじゃ、お母さんも失恋たくさんした?」
「もちろん!
何度も、失敗した。
一人の人に二十回……いや、もっと振られたこともあった」
「二十回???」
有り得ない…!
気が遠くなりそう…
「そう。
その人は、すごく格好良くて、背も高くて、すごくモテる人だった。
幼なじみで、仲は良かったんだけど。
彼の方が五つも年上だったの。
そのせいもあってか、全然相手にされなくて。
兄弟みたいにしか思えない、って。
でも私は、物心ついた時から彼に恋してて、いわゆる初恋の相手だったの」
「へぇ、すごいね!!」
そんな話は、初めて聞いた。
「もちろん!
何度も、失敗した。
一人の人に二十回……いや、もっと振られたこともあった」
「二十回???」
有り得ない…!
気が遠くなりそう…
「そう。
その人は、すごく格好良くて、背も高くて、すごくモテる人だった。
幼なじみで、仲は良かったんだけど。
彼の方が五つも年上だったの。
そのせいもあってか、全然相手にされなくて。
兄弟みたいにしか思えない、って。
でも私は、物心ついた時から彼に恋してて、いわゆる初恋の相手だったの」
「へぇ、すごいね!!」
そんな話は、初めて聞いた。



