★ブルーの彼方★





 急に寂しくなった。




いつしか、ひとりぼっちになっちゃうんじゃないか? って。




そう、木村君にも振られたし…




このバイト先にもなじめないし…





 いつの間にか、私の手よりも彼の手の方が動いてた。




セロテープを片手に、ミリ単位で私に確認しながらつなぎ合わせられていく。




彼は器用だ。




彼がとてつもなく、いい人に見えてきた。




こんなに優しい人…なかなかいない☆