★ブルーの彼方★

「どうしたの?



どっか具合でも悪いの?」



すぐ真横で声がして、顔を上げると、さえないあの彼だった。




心配そうな顔が目に入る。





 私はすぐに体を元に戻した。




何も答える気にはなれなかった。




「ちょっと夏季、いい加減もう、休憩の時間交代だから」



 体を起こすと、むっとした表情の江利がいて驚いた。




「本当だ!!



ごめん!」



 掛け時計に目をやると、ちょうど時間だった。




いつもだったら、五分前には戻ってたのに…




バッグをロッカーに押し込み、ダッシュで売り場に戻った。