★ブルーの彼方★






 モデルみたいに、さっそうと歩いていく。




「おはよ」


と言う間もないくらい。



江利は幼い頃バレエを習っていたせいか、姿勢がかなり良い。




それから、江利の角張ったスタッズ付きのエナメルバッグが、またもや私の腕を直撃した。




エナメルプラス、スタッズって意外と痛い。




朝からまた、いらいらし始めた。




普段の学校の教室でクラスメイトとだったら、ぶつかって「ごめん」って、謝る気になるけど、江利にはそんな風に思えなかった。




確かに、江利だけが悪いわけじゃないこともわかってる。




私だって、邪魔なところに立ってるのが悪いんだ。




この更衣室が狭すぎるせいもあるし。




だけど、いつもツンとした態度でいられると、こっちまでツンとしてしまう。


そんな具合にいつもギクシャクしてるんだ。