★ブルーの彼方★

「うん、そうだった」



 私は、心からそう言った。



「だった、って、過去形じゃだめなんだよ!!



ちゃんと、好きだって、現在形じゃなくちゃ」



「え?」



 私は思わず、聞き返した。



「だからー、今はどうなのか? ってこと」



 じれったそうに、頭をかき彼女は言った。



「うん、好きな気持ちに変わりはないよ」



 きっぱりと、私は言った。



「よしっ!!



洋真に会いに行ってやって!」



 そんなことを言われた。



何でそんなこと言うんだろう?



「だって、あなたは木村君のこと好きなんでしょ?



どうして?」