★ブルーの彼方★

「了、さっき話してたあの子と、知り合いなの?」



 作業を終え、了に話かけた。



「まぁ…ちょっと」



 何だか気まずそうに、返事した。





 それからすぐに、お客さんが了に話かけて来てしまったため、会話は途切れてしまった。





 私は休憩時間になり、彼女は店内にはいない様子なので、一応外へ出て探してみることにした。



彼女は通用口の近くで、ひっそりと待っていた。



「あ、ごめんね。



待たせて」



 私は彼女に近づいて言った。



「あのさ、とりあえず、用件だけ言うね!



洋真のこと、ちゃんとあんた好きだよね?」



 真剣に彼女は言った。